寝れねー(苦笑)

体質って逃げ場なくて嫌ね。


かわりに役作り的考えごとを腐るほどしました。安楽椅子女優の面目躍如でしてよ！

さておき。
今回は完全に後輩芝居というか、月光斜というよりは一回生プロデュースと言ってしまう方が正しい感じなわけですが。

…うん。
もはや結構しんどいわ(笑)

感覚が違うな、っていうのが一番です。私はいままですごく共演者と演出家（ていうか、先輩）に恵まれていたのだね。

わたしは、考えて考えて考えて考えて考えてその果てのひらめきで役作る役者だからさ。

十回は立ちしたね。でも、一回立ってから次の立ちするまでのスパンが短すぎて、考えることが追いつかないのが、この上なくしんどい。わたしは考えておもいつかなきゃ発展できないのに、思い付く前に次が回って来て、結局連日同じ事を同じ程度の質で繰り返さざるを得ないのがしんどい。

後輩達が知らない事を責められはしないし、そもそも理解が及ばないのは力が無いからじゃなくて、ひとえに経験値の低さで。
だって彼らまだ、自分が何者か判るほど舞台に立ってはいないのだもの。きっと去年の私もそうだったし。

けれどね、若人よ。
今自分が知っているやり方や感情がすべてだなんて、絶対に思っちゃいけないよ。君らまだ、なあんにも知らないのだから。これほど経験がモノをいう世界はないからね。
君らはね、正解のない世界にきたんだよ。
いい機会だから、どうせなら板の上くらいは、やったこと無い事をしてみなよ。
だからもし、他人に何か提案されたら、拒否する前にやってみなさい。いいか悪いかなんて、実践しなければ判らんよ。
自分がいいやり方が、他人もいいとは限らない。他人がいいやり方が、正解かどうかなんて判らない。
なにが自分にとっていい事なのかすら、幕が開かなきゃ解らないこともある。難しいけど。

…柔らかくあれ。
がんばりすぎずにがんばれ。

…説教臭くなっちゃった(笑)

実際、かなり修行なんだろうと思います。
だってこんなの、言い訳にはならないから。
役作りやすかろうが作りにくかろうが、客の知ったこっちゃないもんな。
だいたい、だから100%を出せませんでしたなんて恥ずかしくて絶対言えないし。

…うん。